福井メトロ劇場が開館70年、9月2日から「記念入場券」 鉄道の切符として使われた硬券製

福井メトロ劇場の開館70周年を記念して製作した入場券を手にする支配人の根岸佳代さん=福井県福井市の同劇場

 福井県福井市の福井メトロ劇場が今年開館70周年を迎えたのを記念して、9月2日から入場券を記念入場券に切り替える。かつて鉄道の切符として使われた硬券製で、映画館の入場券としては全国でも珍しいという。

 鉄道の硬券切符を手がける関東交通印刷(千葉県)の協力を得て製作。3×8.8センチで、表面には、開館以来使っている招待券に描かれた天使をモチーフにした図柄を、裏面には「福井メトロ劇場」のロゴマークを印刷している。使用後、持ち帰ることができる。

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 約2万枚作製。入場料に変更はない。

 同劇場は1953年4月に開館。ドキュメンタリーを含め洋画、邦画を問わず年間約130本の単館系作品を上映している県内唯一のミニシアター。福井県出身者の監督作品や出演映画も数多く上映している。

 館主の根岸輝尚さん(47)は「みなさんに支えられ70年を迎えることができた。感謝の気持ちでレトロな記念入場券を作製した。今後もずっと上映が続けられるよう頑張っていきたい」と話している。

 問い合わせは同劇場=電話0776(22)1772。

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