今季もオランダ・エールディヴィジのスパルタ・ロッテルダムでプレーすることになった斉藤光毅。
シティ・グループが所有するベルギー2部のロンメルに加入した後、スパルタ・ロッテルダムにローン移籍して2年目。今季は素晴らしいスタートを切り、斉藤光毅はヘーレンフェーン戦で2ゴールを奪い、クラブも3試合を終えて首位に立っている。
その斉藤光毅が今回『Trouw』のインタビューに応え、ヨーロッパやスパルタ・ロッテルダムに馴染むことができたワケについて語っていた。
斉藤光毅
「(ピッチに入るときも出るときもお礼をしているね)
ずっとやってきたことなんだ。これは僕の文化で、敬意を表するためにやっている。すべてにおいてね。
ロンメル時代は大変だった。オランダに来ることで大きな変化があった上に、新型コロナウイルスが加わった。それが余計に寂しさを感じさせたんだ。
でも今にして思えば、海外の生活や仕事に少しずつ慣れることができたので、良かったのかもしれないね。それが僕を強くしてくれた。
エールディヴィジにやってきてからは、オランダのレベルに慣れる必要があった。より高い強度でプレーすることを学ぶ必要があったんだ。それが今うまく行っているんだ。
また、この20年間で日本のサッカーのレベルはかなり上がってきた。Jリーグも成長していて、ヨーロッパへの移行も簡単になっている。
ヨーロッパに慣れるに当たっては、主に小さなことに馴染む必要があったよ。
例えば、レストランで食べ物を注文するにはどうすればいいのか?誰かが注文を取りに来てくれるのか、あるいは手を上げて呼ぶ必要があるのか。
そのような時、僕はまず周りを見て、それに応じて真似をするようにしているよ。クラブでもね。
最初に練習場に行く時も、時間ぴったりに行けば良いのか、10分前に行けば良いのか。チームメイトをじっくりと見たよ。ここでは時間がどれだけ正確に扱われるのか分からなかったからね。
このチームでプレーするのはとても楽しいよ。ほとんどの選手がお互いのことをよく知っているし、相手が何を望んでいるのか誰もがわかっているからね。
インタビューしていただいてありがとうございました(オランダ語で)」
最後にオランダ語でインタビュアーに挨拶したという斉藤光毅。常に笑顔を浮かべてリスペクトを欠かさない態度が現地でも称賛を集めているようだ。
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なお、スパルタ・ロッテルダムは金曜日に小川航基や佐野航大が所属するNECナイメーヘンとの試合を控えており、斉藤光毅にとっては「日本人対決」となる。