テレビ東京では、9月2日に「伊集院光＆佐久間宣行の勝手にテレ東批評」（午前11：03）を放送。芸能界一のテレビ東京フリーク・伊集院光と、元テレビ東京社員でテレビプロデューサー・佐久間宣行氏が、実際の編成表を見ながら“いい意味でも悪い意味でも気になった番組”について、忖度（そんたく）なしのレビューや批評をしながら、過去と未来のテレ東の番組について大いに語り合っていく。
番組では、佐久間氏が初めて企画を通して制作し、伊集院がMCを務めたという思い出の番組も紹介。テレ東の秘蔵映像を見ながら思い出トークや今だから語れる裏話に花が咲く。さらに、今後放送されるおすすめ番組からゲストを招き、共に紹介していくコーナー「これからやるらしいテレ東の番組」では、千原ジュニアが登場。自身が立案したという新番組の告知に加え、「土曜スペシャル 千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」や「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説」の裏話まで飛び出す。
番組収録は「ラジオっぽく撮ろう」という意図で、ラジオブースを意識して組まれたとのことだが、「まさかの、いつもやってるラジオブースより狭い場所で（笑）」と佐久間氏は苦笑。伊集院も「『いや～ラジオってそんなに豪華じゃないですよ～！』っていうセットが組まれちゃうじゃないですか。テレ東の人にラジオってこう思われてるんだって。ギュウギュウですよ、ええ」と早速イジり始めた。
さらに、佐久間氏は「オンエアでは分かんないかもしれないですけど、途中締め切ってて暑すぎてGoPro（小型のアクションカメラ）の電源が落ちてますからね。カメラが2、3台死ぬって、隅田川花火大会の台風の時以来ですよ」と伝説の生中継を引き合いに出すと、伊集院は 「もしあのまま熱で次々とGoProが落ちてたらほんとにラジオだよ？ 画がないっていう。なかなかないですよ、机の下でずっと扇風機回してるって」と隙のある番組づくりをイジり倒した。
しかし、「本当に好きな番組について語り合うだけなんで、楽しかったですよね」と佐久間氏が軌道修正すると、伊集院も「本当に、僕はテレ東好きだよな…っていう」と本音を漏らす。「俺は元社員だからあれだけど、伊集院さんまじでテレ東好きですね」と伊集院の“テレ東愛”を指摘する佐久間氏。すると伊集院は「『僕しか見てないんじゃないか？』みたいな番組を『これ見たんだよ』っていうと、佐久間さんが『俺も見た！』って。で、お互い克明に覚えてるっていう（笑）」 と佐久間氏の偏執的なテレ東番組のチェックぶりも明かした。
番組を企画した越山進プロデューサーは、10年以上前から伊集院がラジオで「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の話を延々としていたことに言及し、「間違いなく芸能界で一番、変態レベルでテレ東の番組を見てくれているのが伊集院さんです」と断言。さらに、「テレ東を辞めて活躍中の佐久間さんも変態レベルのテレビ好き。そんな2人にテレ東の番組について自由に語ってもらえば、変態的な番組になるんじゃないかな？というのが企画のきっかけです」と意図を説明する。
続けて、「各局、自局の批評番組がありますが、どうしても固く真面目な内容になります。どうせなら番組批評もラジオのようにぶっちゃけベースにしたら面白くなるんじゃないかという、実験的トーク番組です。テレビ好きなおじさんたちの雑談を軽い気持ちで楽しんでいただければ幸いです」と呼び掛けている。
なお、番組は、10月7日からレギュラー放送（土曜午前11：03）がスタート。ネットもテレ東とTVerで見逃し配信、U-NEXTで放送終了後から見放題配信される。
