大谷、右肘手術に踏み切るか 経験者語る、2度目は慎重に

ジャイアンツ戦に登板したエンゼルス・大谷=8月、アナハイム(共同)

 【ロサンゼルス共同】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が右肘靱帯を損傷し、2018年に続いて再建手術に踏み切るかに注目が集まっている。2度の手術を乗り越えて復活したメジャーの2投手が共同通信の取材に応じ、経験を語った。

 14年と19年に手術を受けたカブスの31歳の右腕タイヨンは、痛みや症状が異なっていたという。1度目は「ある1球を投げた時に突然出た」が、2度目は「投げているうちに、どんどん腕が弱くなっていく感じ。腱が死んでしまったようだった」と明かした。

 2度目は最初と違って断裂はしておらず「靱帯が正しく機能していなかった。だから周りのエリアが本来の靱帯の動きを補おうとして、他の(部位の)けがにもつながった」と説明。2度目はより慎重にリハビリに取り組み、復帰まで約1年半がかかったという。

 韓国出身でブルージェイズの36歳、柳賢振は04年に1度目、昨年6月に2度目の手術を受けた。8月1日にメジャー復帰を果たした左腕は「痛みがないことを知ることで、自分がやっていることに自信を持てる」と話した。

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