米マイクロソフト(MS)は1日までに、業務用サービス「オフィス365」を欧州で販売する際、オンライン会議用アプリ「チームズ」を自動的にセットにする仕組みを改めると発表した。EU欧州委員会がEU競争法(日本の独禁法に相当)違反の疑いで調査していた。
MSによると、欧州経済地域とスイスでは10月からセット販売をやめ、チームズを選択しない場合は年間24ユーロ(約3700円)安い料金を設定。ビデオ会議システム「Zoom」など他社サービスとオフィス365が連携しやすくする。
ただ欧州委は全世界でこうしたセット販売を改めるよう求めているとされ、当局の理解が得られるかどうかは不透明だ。