9月1日、ブライトンはバルセロナからスペイン代表FWアンス・ファティを獲得したことを発表した。2024年6月までのローン移籍となり、買い取りオプションは付帯しない。背番号は「20」に決まった。
シャビ監督の構想外となり、出場機会の少なさに不満を持っていたというファティを巡っては、これまで様々な移籍先が報じられてきた。トッテナムやチェルシー、ドルトムントなどの名前が挙がってきたものの、現地時間8月30日、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のX（旧Twitter）で以下のように伝え、突如としてブライトンが“第一候補”に浮上していた。
「ブライトンがアンス・ファティの獲得に近づいている。バルセロナはローンでの獲得オファーを受け入れる準備を進めている」
ファティは16歳298日でプロデビューを飾り、18歳にしてリオネル・メッシから引き継ぐ形でバルセロナの「10番」を背負っていた。最も得意とするポジションは、三笘薫と同じ左ウイングだ。
ブライトンを率いるロベルト・デ ゼルビ監督は次のようなコメントでファティの加入を歓迎している。
「これは私たち全員にとって大きな契約だ。アンスが新たな目標に到達し、彼にふさわしいレベルに戻る手助けができると確信している」
三笘とファティという世界でも指折りの左ウイングを2人そろえることになったブライトン。デ ゼルビ監督はどんな采配を見せるのだろうか。
