ご当地チョコは「ちょこっとじゃない」サイズ 日光で10月から限定発売 市と日本チョコレート工業協同組合コラボ

10月から限定販売するご当地チョコ

 チョコレートを日光の新たな食の魅力として発信するブランド戦略で、栃木県日光市は「CHOCOTTOじゃないCHOCOLATE(ちょこっとじゃないチョコレート)」を10月から市内限定で販売する。市内に工場を構える日本チョコレート工業協同組合と共同で製品化した。「ブランド戦略のシンボルとなるご当地チョコに」と市は期待を寄せている。

 市は、日光のさまざまな資源や魅力に新たな光を当てようとブランド戦略「NEW DAY,NEW LIGHT,日光」を展開している。チョコレートを活用した「CHOCOTTO NIKKO(ちょこっと日光)」もその活動の一環で、市の呼びかけに応じた市内約30店舗が独自のチョコレート商品を開発、販売している。

 2年前からシンボルとなるご当地チョコの製作を検討。同組合が生産する「デラックスミルクチョコ」を採用し、パッケージを新たにデザインした。

 チョコは縦8.6センチ、横30センチのビッグサイズ。「ちょこっとじゃない-」というユニークなネーミングは、この大きさから考案した。

 「デラックスミルクチョコ」は同組合が40年以上も前から販売している定番商品。同組合の加藤公一(かとうこういち)専務理事は「原料にこだわったまろやかな味わい」と太鼓判を押している。

 価格は1400円。3千枚を製作。今市の道の駅日光街道ニコニコ本陣やmekke(日光郷土センター)などで販売するほか、9月24日には東京スカイツリーソラマチ内の「とちまるショップ」で先行販売。2024年度には市内で販売する店舗の募集も始める。

「ちょこっとじゃないチョコ」をPRする粉川市長(左)と加藤専務理事

© 株式会社下野新聞社