新生銀行、上場廃止が確定 臨時総会で株式併合決議

 SBIホールディングス傘下のSBI新生銀行は1日、臨時株主総会を開き、非上場化に向けて株式併合を行うことを決議した。これに伴い一般株主が持つ株式はSBI側により強制的に買い取られ、SBI新生銀は28日に上場廃止となることが確定した。株主をSBI側と国のみにして公的資金の返済に道筋を付ける狙いがある。

 SBI側はSBI新生銀の株式を2千万株につき1株の割合で併合し、端株は1株2800円で買い取る。国の持つ4691万株のうち691万株も買い取りの対象で、公的資金が193億円返済されることになる。

 SBI新生銀は旧日本長期信用銀行が前身。

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