ユナイテッドがスパーズからレギロンをレンタル…負傷者続出の左SBの穴埋めに成功

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドは1日、トッテナムからスペイン代表DFセルヒオ・レギロン(26)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。

なお、イギリス『The Athletic』によると、手数料や買取オプションもなしのシーズンローンに。給与はユナイテッドが全額負担で、2024年1月に契約を破棄できる条項が付くという。

イングランド代表DFルーク・ショー、オランダ代表DFタイレル・マラシアの負傷離脱によって左サイドバックの補強が急務となっていた赤い悪魔への加入が決定したスペイン代表DF。急転直下のマンチェスター行きが決まった中、新天地での意気込みを語っている。

「人生においては、あらゆることに備える必要があり、これほど輝かしい歴史を持つこの偉大なクラブを代表するチャンスを断ることができなかったよ」

「監督と話をして、彼が自分に何を求めているかは理解したし、チームの成功に貢献するために自分の役割を果たす準備はできているよ」

「今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドに貢献できると分かっている。僕はこのグループのために戦い、皆に自分の資質を示す準備ができている」

レギロンはレアル・マドリーのカンテラ育ち。2018年7月にファーストチームに昇格。その後、2019年7月にセビージャへレンタル移籍し、主力としてヨーロッパリーグ制覇に貢献。その後、2020年9月にトッテナムへ完全移籍していた。

トッテナムでは、ここまで公式戦67試合に出場し、2ゴール9アシストを記録。しかし、アントニオ・コンテ前監督の評価は芳しくなく、昨シーズンはアトレティコ・マドリーにレンタル移籍。その新天地では度重なる負傷やパフォーマンスの問題もあり、公式戦12試合の出場にとどまった。

今夏はトッテナムのプレシーズントレーニングに参加していたものの、アンジェ・ポステコグルー監督の信頼を得るまでには至らず。放出が既定路線となっていた中、ユナイテッド行きが決定した。

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