PFAS問題で各務原市が国に要望書を提出 健康や環境への影響に関する正確な情報の周知など求める

岐阜県各務原市で、水道水の水源から発がん性の疑いなどが指摘される化学物質「PFAS」が検出されたことを受け、各務原市長が国に健康や環境への影響などを早急に示すよう求める要望書を提出しました。

この問題は、各務原市民の半数およそ7万2000人に水道水を供給する三井水源地で、発がん性の疑いなどが指摘される有機フッ素化合物「PFAS」が国が定める目標値の2倍を超える濃度で検出されたものです。

この問題を受け、各務原市の浅野健司市長が1日午後、厚生労働省と環境省を訪れ、「PFAS」による健康や環境への影響に関する正確な情報の周知や、地下水や土壌が汚染された場合に取り除く方法などを早急に打ち出すよう求める要望書を手渡しました。

浅野市長は「引き続き国には原因究明を求めるとともに、今後、新たな除去施設を建設して、国とも技術的な知識などを共有しながら、安全な水の供給に努めていきたい」と話しています。

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