チャーター銀、男性育児休暇を延長

香港の出生率が世界最低を記録し、政府と社会の注目を浴びている。8月31日付香港各紙によると、スタンダード・チャータード銀行は9月1日から男性職員の有給育児休暇、養子の有給育児休暇を現行の2週間から20週間に延長すると発表した。現行の女性の有給産休と同じ期間となる。同行は家庭友善と融和の企業文化推進に注力し、新措置の下で父親と里親両親が新しい家族を迎えるためにより多くの時間を持てるようにすると説明した。国連人口基金が発表した「世界人口状況」の最新年次リポートによると、香港女性の1人当たり平均出生率は0.8人で、世界最低の出生率となった。スタンダード・チャータード銀行は2017年に有給産休を12週間から20週間に延長し、同時に臨機応変な出勤体制または在宅勤務を推進した。また香港上海銀行(HSBC)は養子の有給育児休暇が16週間、男性の育児休暇は10日となっている。

© HKP