大分県別府市は1日から、市内の小中学生が平日に家族旅行する際、3日間まで欠席扱いにしない全国的にも珍しい取り組みを始めた。国内有数の温泉地の別府市では土日祝日に働く人が多く、「子どもと一緒に過ごす時間があまりない家庭」（同市担当者）が多い。平日に家族水入らずで過ごせる時間を増やす狙いがあるという。
市によると、市内では土日が繁忙期となる宿泊・飲食サービス業で働く人が1割を占め、全国平均の約2倍。児童生徒が両親らと過ごす時間が少ないことから、休みの在り方を4月から検討してきた。
新たな取り組みでは、児童生徒が担任に原則5日前までに目的地や学習目標を記した申請書を提出する。
