【マイヒストリー】スーパーボランティア 尾畠春夫さん②【大分県】 中学を出て魚屋の修業へ

中学校を卒業して間もない頃の尾畠春夫さん(手前)。きょうだいと一緒に

 <中学を出てから別府市の鮮魚店に住み込み、魚屋の修業を始めた。さらに腕を磨こうと下関、そして神戸へ>

 1955年に八坂中を卒業し別府市の楠銀天街の近くにあった魚屋「ふじや」に就職しました。姉が「あんたは元気がいいから魚屋になりなさい」と紹介してくれたのがきっかけです。

 杵築駅から別府駅に向かう時、父から青い10円札3枚を渡されました。汽車はタダだと思い込んでいました。大金をもらい感謝したんだけど、それは片道の汽車賃だったと知り、もう杵築には帰れないと思いました。

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