ハピラインふくい、車両と駅名標のデザイン発表 幸せ運ぶピンク色…JR西日本の「521系」にラッピング

ハピラインふくいが発表した車両、駅名標のデザイン=9月1日、福井市の福井県国際交流会館

 2024年3月の北陸新幹線福井県内開業に伴い、JR北陸線を引き継ぐ第三セクター「ハピラインふくい」が9月1日、車両と駅名標のデザインを発表した。車体側面や正面に社のロゴマークと同じ緑とピンクの2色の帯が入り、窓の周りにロゴマークに使われているひし形を花びらのように配した。駅名標はピンク色をベースに花びらをレイアウトし、明るく親しみやすい印象に仕上げた。

 ハピラインふくいの会長を務める杉本達治知事と小川俊昭社長が、福井市の県国際交流会館で記者会見を開いて披露した。杉本知事は「電車に乗って出かける、送り出す、駅にたどり着く、お迎えする、そういったときを華やかに演出することで、みんながハッピーな気持ちになれるデザインになった」と語った。

 デザイン事務所「アーチザン&パートナーズ」(福井市)の景山直恵代表が監修し、広告企画制作会社「真空ラボ」(同)が制作した。

⇒駅員や車掌さんの制服は?信頼感と明るさ、清潔感を重視

 ハピラインは来年3月16日の開業に合わせ、JR西日本から「521系」車両16編成(32車両)を譲り受ける。開業前日までJR西が運行するため、開業時点では1編成のみが新たなデザインで運行する。残る15編成は営業開始後に順次ラッピングを施す。約3カ月間で全て新デザインになる。

 駅名標は、開業に合わせて全駅で新たなデザインに切り替わる。

デイリークイズ!今すぐ挑戦

 電子新聞「福井新聞D刊」では、月曜から金曜まで毎日正午に1問ずつ、福井新聞ニュースに関連したクイズを出題しています。ぜひ挑戦してみて下さい ⇒デイリークイズに挑戦する

© 株式会社福井新聞社