グリーンウッドの新天地がヘタフェに決定! ユナイテッドから1年間のレンタル移籍に

[写真:Getty Images]

元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(21)がヘタフェに加入することが決定した。

なお、マンチェスター・ユナイテッドとヘタフェの発表によると、今回の移籍はユナイテッドからラ・リーガのクラブへの1年間のレンタル移籍になるとのことだ。

ユナイテッドは今回の移籍に際して「この移籍により、グリーンウッドはマンチェスター・ユナイテッドを離れてキャリアを再構築し始めることができます。クラブはこの移行期間中もメイソンとその家族へのサポートを提供し続けます」との声明を発表している。

7歳からユナイテッドのアカデミーに在籍してきたグリーンウッドは、アカデミーの各年代で傑出した才能を披露し、2019年にファーストチームに昇格。2019年3月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦でファーストチームデビューを飾り、翌シーズンに行われたヨーロッパリーグ(EL)のアスタナ戦で初ゴールを記録。

以降は着実にファーストチームでの立ち位置を確立し、ここまで公式戦129試合に出場し、35ゴール12アシストを記録。また、2020年9月に行われたアイスランド代表戦でイングランド代表デビューも飾っていた。

その高いポテンシャルに大きな期待が寄せられ、ユナイテッドの将来を担うと目されていたが、2022年1月に強姦未遂などの容疑で逮捕。活動が停止させられた。

自身のスポンサーであったナイキとの契約が解消された他、クラブからも謹慎処分を受け活動停止。しかし、2023年2月に英国王立検察局(CPS)が「もはや有罪判決の現実的な見込みは無い」と結論付け。訴訟が取り下げられ、以降はユナイテッドの内部調査の対象となっていた。

開幕前にその処遇を発表するとされていた中、女子チームやサポーターズトラストからの反発を受け、まずは関係者への説明を先に済ませるとされていた中、ユナイテッドは内部調査の結果を報告。

その後、最高経営責任者(CEO)であるリチャード・アーノルド氏やグリーンウッド、その家族らとの最終協議の結果、先月21日に双方合意の下での退団が発表されていた。

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