宇都宮大学 2024年4月に新学部「データサイエンス経営学部」開設へ "デジタル人材の育成"

 国立大学法人・宇都宮大学がデジタル領域に強い経営人材を育てるため文部科学省に申請を行っていた情報系の新しい学部の来年(2024年)4月の開設が認められ大学関係者が1日会見を開きました。宇都宮大学に新たな学部が設置されるのは8年ぶりです。

 宇都宮大学が来年4月から開設を認められたのは「データサイエンス経営学部」です。デジタルに強い経営人材の育成や地方のデジタル人材不足の解消に期待が寄せられていて、宇都宮大学のほか千葉大学、お茶の水大学の3校に情報系の学部が新設されることになりました。

 宇都宮大学に新たな学部が設置されるのは2016年に開設された「地域デザイン科学部」以来、8年ぶりです。宇都宮大学理事の吉澤史昭副学長は開設に至った経緯や求める学生像について述べました。

 「データサイエンス経営学部」の募集定員は55人で大学全体の募集定員は変えずに工学部や農学部などほかの学部の定員を減らすことで対応します。

 新学部では4年間のうち2年前期まではデータサイエンスと経営学を学び2年後期からは、データサイエンスと経営学のどちらをより専門的に学ぶかを選べるようにします。3年次には地元企業や自治体との実習も予定され卒業すれば、経営情報学の学士をとることができます。入試では文系、理系のどちらでも受けられるような科目構成を検討していて詳細は大学の公式サイトに公開されるということです。

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