シーガーが規定打席到達 率系スタッツで大谷の強力なライバルに

日本時間9月2日、レンジャーズは今季134試合目を消化した。規定打席はチームの試合数×3.1で計算されるため、レンジャーズの選手たちの今日時点での規定打席は415打席(小数点以下は四捨五入)となる。2度の戦線離脱がありながらも高打率を維持していたコリー・シーガーは「隠れ首位打者」と呼ばれていたが、今日の4打席を加えて今季415打席となり、規定打席にぴったり到達。打率をはじめとする「率系スタッツ」でランキング上位に名を連ねている。

シーガーは4月中旬から左ハムストリング痛で1ヶ月以上にわたって戦列を離れ、7月下旬には右親指痛で今季2度目の故障者リスト入り。8月上旬に復帰すると、それ以降は順調に出場を続けているが、出場したのはチーム134試合のうち91試合にとどまっている。そのため、なかなか規定打席に届かない状況が続いていたものの、打率.345、26本塁打、81打点、出塁率.410、長打率.655、OPS1.065という素晴らしい成績をマーク。本塁打は昨年の33、打点はドジャース時代の2019年に記録した87がキャリアハイだが、両部門でのキャリアハイ更新を射程圏内にとらえている。

また、打率、出塁率、長打率でも素晴らしい成績を残しており、ひとまとめにして「スラッシュライン」と呼ばれるこの3部門のトップを独占する可能性もある。今日の試合が終了した時点で、打率は2位のヤンディ・ディアス(レイズ)に2分以上の大差をつけており、出塁率は大谷翔平(エンゼルス)の.411に次ぐ2位、長打率も大谷の.661に次ぐ2位となっている。出塁率と長打率を合計したOPSも大谷の1.072に次ぐ2位だ。

出塁率、長打率、OPSの「率系スタッツ」3部門でトップに立っている大谷だが、故障から復帰した8月に打率.337、出塁率.407、長打率.704、OPS1.111の好成績を残し、開幕からハイレベルな打撃成績をキープしているシーガーは、「率系スタッツ」の各部門において大谷の強力なライバルとなりそうだ。

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