開幕3連勝スタートのミラン、ピオリ監督は好感触 「前2試合の良い流れを継続」

[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督が1日に行われたセリエA第3節ローマ戦の勝利に満足感を示した。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

開幕2連勝と好スタートを切った中、強敵とのアウェイゲームに臨んだミラン。試合終了間際に1点を返されたものの、フランス代表FWオリヴィエ・ジルーのPKからの3試合連続ゴールと、ポルトガル代表FWラファエル・レオンのアクロバティックな追加点で2-1と勝利した。

試合後、ピオリ監督は3連勝を達成した自チームを称賛。イングランド代表DFフィカヨ・トモリが2枚目のイエローカードを受け、後半途中に退場したことにも触れている。

「結果も重要だが、パフォーマンスも重要だった。前の2試合の良い流れを継続することができた」

「私は彼(トモリ)を代えようとしていたが、あいにく交代が遅れてしまった。その後我々は苦しんだが、競争心とパーソナリティを持ってやり切ることができた」

「我々は難しい相手と対戦したし、日程も複雑だったが、良いスタートを切りたかった。試合の入り方が良かったと思う。特に前半は4つのゴールを決めるチャンスがあった。良い部分もあれば、改善する必要がある部分もあるが、重要なのは良いパフォーマンスを続けることだ」

今シーズン新たにトライしている偽サイドバック的な戦術についてや、今シーズン初ゴールを決めたレオンについても言及している。

「我々は(マイク・)メニャンと5人の選手で(後方のビルドアップを)構築したい。選手たちはスペースを見つけ、それに対応する術を知っているし、我々はメカニズムを探している。テオ(・エルナンデス)を『自由に』することで、時には落ち着かせ、時には加速させ、試合をよりコントロールできるようになった」

「彼(レオン)がたくさんゴールを決めてくれることを願っている。彼には能力があるが、今夜のように動き続けなければならない。ついに彼は逆サイドからのクロスにボックス内で反応した。ラファは並外れた選手だし、ただこのまま続けていくしかない。毎日彼を指導している私から見ても、彼の精神的な成長は明らかだ。彼は落ち着いているし、幸せだし、やる気に満ちている」

最後に、ピオリ監督はインターナショナルマッチウィークを挟んで迎える16日の第4節インテル戦にも目を向けた。

「全てのコンペティションはパスするためのテストだが、我々にはクオリティと自分たちのやり方があるから、しっかりと準備をする。そして、このテストをパスできるかどうかを確認する」

「中断明けは集中力が高まる試合に臨む方が良い。すぐに(ミラノ)ダービーがやってくるが、ここに大きなライバル意識と野心が存在することは明らかだ。両チームとも2つ目の星(リーグ優勝通算20回の証)を獲得したいと思っている」

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