参院選、党員に偽の依頼メール ウイルス感染恐れ

 2022年参院選の選挙期間中、特定政党の党員の一部に党本部からの選挙関連の依頼を装った偽メールが届いていたことが2日、スロバキアのセキュリティー会社「ESET(イーセット)」の調査で分かった。添付ファイルを開くとパソコンがコンピューターウイルスに感染し、保存していた文書が盗まれる恐れがあった。

 イーセットは選挙期間中に同様のサイバー攻撃が起きる可能性があるとして、警戒を呼びかけている。

 イーセットは政党名を明らかにしておらず、偽メールの送信数も不明。日本の企業や団体を標的にしているハッカー集団「MirrorFace(ミラーフェース)」が送信したと分析した。

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