飲酒運転の教諭に停職6カ月の懲戒処分、福井県教育委員会 2軒で飲酒後に車運転、数時間後に勤務高校へ

記者会見で謝罪する福井県教育委員会の村崎明子副部長(中央)ら=9月1日、福井県庁

 福井県教育委員会は9月1日、飲酒運転をして接触事故を起こしたとして坂井地区の県立高校の60代男性教諭を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。教諭は同日付で依願退職した。教諭の氏名は公表していない。

 県教委によると、教諭は7月14日午後7時ごろから福井市の飲食店2軒で飲酒後、15日午前0時過ぎ、3軒目の飲食店に向かおうと車を運転。駐車場で隣の車と接触したが警察に連絡せず、発覚を恐れて別の駐車場に車を移した。3軒目は行かず車内で仮眠後の午前3時ごろ、勤務先の高校まで10キロ以上運転した。

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