昔の道具で脱穀体験 清武小5年「お米学習」

足踏み脱穀機を使って脱穀に挑戦する清武小の児童(中央)

 宮崎市・清武小(今村信一校長、708人)の5年生107人は29日、自分たちで田植え、収穫した稲の脱穀に挑戦した。足踏み脱穀機や唐箕(とうみ)など昔の道具を使い、稲穂からもみを集めた。
 年間を通した「お米学習」の一環で、米農家を含むPTA事業委員会とJA宮崎中央青年部が協力した。児童は脱穀機の回転部分に稲の穂先を当て、もみが落ちる様子を確認。ふるいと唐箕を使って、わらくずやもみ殻を取り除いた。
 鎌田奈生翔(ないと)君(10)は「昔の道具の仕組みを知ることができて面白かった。白い米ができるまでにいろんな作業があることが分かった」と話していた。

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