C大阪が川崎Fを一蹴して3連勝! 川崎Fは山村和也が3失点全てに絡んでしまう悲劇で6戦未勝利【明治安田J1第26節】

2日、明治安田生命J1リーグ第26節のセレッソ大阪vs川崎フロンターレがヨドコウ桜スタジアムで行われ、3-0でC大阪が勝利し3連勝を飾った。

5位のC大阪と、8位の川崎Fの対決。連勝中のC大阪は、前節から1名を変更。マテイ・ヨニッチが外れ、鳥海晃司を起用した。日本代表に初招集を受けたDF毎熊晟矢も右サイドバックで先発出場している。

対する5戦未勝利の川崎Fは、今夏獲得の元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスはまだメンバー入りせず。前節から6人を変更し、家長昭博や小林悠、チョン・ソンリョンらが外れ、レアンドロ・ダミアンが先発に復帰した。

共に譲れない一戦となる中、立ち上がりからアグレッシブさを見せて押し込んだのは川崎F。8分にはボールダッシュから川崎Fがカウンター。猛然とプレスをかけたジョアン・シミッチがボールを奪い横パス。これをレアンドロ・ダミアンがダイレクトで蹴り込むが、GKヤン・ハンビンがなんとかセーブする。

押し込まれていたC大阪は15分、最前線で上門がキープして落とすと、レオ・セアラが遠目からミドルシュート。枠を捉えるが、GK上福元がしっかりキャッチする。

川崎Fは19分に波状攻撃。橘田からの縦パスをボックス内で受けた山田がシュートもDFがブロック。こぼれ球を、走り続けていた橘田がダイレクトシュート。強烈なシュートが飛ぶが、GKヤン・ハンビンがしっかりとセーブする。

やや川崎Fが優勢に見える展開で進んだ試合。川崎Fは飲水タイム後もビッグチャンス。29分、縦パスを受けたレアンドロ・ダミアンがヒールで瀬川を使うと、折り返しを山田がシュートも枠を大きく外してしまう。

C大阪は41分に右CKを獲得すると、香川のクロスをニアで舩木がフリック。ファーサイドで進藤が合わせたが、GK上福元が素晴らしい反応でセーブする。

ゴールレスで迎えた後半。互いに交代なしで迎えた中、最初のチャンスはC大阪だった。47分、右サイドのクルークスからのグラウンダーのパスをボックス内右で受けたレオ・セアラが右足一閃。強烈シュートが枠に飛ぶが、これは右ポストを直撃してゴールとはならない。

良い形で後半入ったC大阪は52分、右サイドに展開すると、クルークスが左足でクロス。これにレオ・セアラがヘディングで合わせにいくと、山村の頭に当たったボールがネットを揺らし、オウンゴールでC大阪が先制する。

ラッキーな形とはいえ、押し込んでいた中で先制できたC大阪。徐々にペースを握っていくと、66分にクルークスが縦に仕掛けてクロス。これが山村の手に当たると、VARがチェック。かなり時間をかけた中で、オンフィールド・レビューとなると、主審はPKを指示。これをレオ・セアラがしっかりと決めて追加点を奪う。山村はオウンゴールに続き、不運な形で失点に絡んでしまった。

2点ビハインドとなった川崎Fは、飲水タイム後に4枚同時交代。山田、田邉、瀬川、レアンドロ・ダミアンを下げ、家長昭博、登里享平、マルシーニョ、小林悠を投入して流れを掴みに行く。

川崎Fは83分、右サイドからの大南のクロスをボックス内で小林がヘッド。DFに当たってコースが変わるが、GKヤン・ハンビンはセーブする。

C大阪は選手交代を行って強度を下げないでいくと、投入された新井が左サイドからドリブルでボックス内へ。これに対応した山村が倒してしまい、C大阪がPKを獲得。こちらも途中出場の渡邉りょうがPKを中央に蹴り込み、J1初ゴールを記録。山村は3失点全てに絡んでしまう事態となった。

VARチェックもあり、10分と長いアディショナルタイムだがC大阪が押し込み続け、川崎Fはなかなか良い形が作れない。結局そのまま終了し、C大阪が3-0で3連勝。川崎Fは6戦未勝利と苦しい戦いが続く。

セレッソ大阪 3-0 川崎フロンターレ

【C大阪】

オウンゴール(後7)

レオ・セアラ(後27)

渡邉りょう(後47)

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