祝福の「ニッポン」コール 念願の勝利、会場に大歓声

バスケットボール男子W杯順位決定リーグで、カボベルデを破り、喜ぶ日本のファン=2日、沖縄アリーナ

 バスケットボール男子ワールドカップ(W杯)日本代表は2日、沖縄市の沖縄アリーナで行われた順位決定リーグO組最終戦となるカボベルデ戦に臨み、念願のパリ五輪出場権をつかみ取った。7374人の大観衆で埋まった会場は熱気に包まれ、割れんばかりの大歓声が響き渡った。試合後はファンが「ニッポン」コールで勝利を祝福。トム・ホーバス監督は「このアリーナの力は最高だった」と感謝した。

 運命の瞬間を見届けようと会場には試合前から多くのファンが詰めかけた。沖縄県うるま市の会社員で古堅政章さん(49)は「パリ五輪に出場してほしくて応援しにきた」と、妻とミニバスケットをしている小学3年生の長男、楓人君(8)と日本代表の赤いTシャツを着て来場。「地元沖縄で開催される機会はあまりない。試合を見て刺激になって(息子に)バスケを頑張ってほしい」とも話し、楓人君は「代表選手みたいにうまくなりたい」と話した。

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