プレミアリーグ「新天地で最悪のデビュー戦」をした5名の選手

この時期は選手がそれぞれ新しいクラブへと移り、デビュー戦に出場することになる。ただ、それがうまくいく者もいれば、最悪の試合になった者も。

今回は『Planet Football』から「プレミアリーグの新天地で最も悪いデビュー戦を経験した5名」をご紹介する。

リオ・ファーディナンド

その際の所属クラブ:リーズ・ユナイテッド

デビューにはいつも期待がかかるものだが、2000年にリオ・ファーディナンドが記録破りの移籍金でウェストハムからリーズ・ユナイテッドに移籍した際はさらにそうだった。

リーズ・ユナイテッドのデイヴィッド・オレアリー監督はリオ・ファーディナンドを使うための戦術変更を施したが、いきなりレスター・シティを相手に28分で3失点を喫し、試合にも負けてしまった。

パトリス・エヴラ

その際の所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

モナコからマンチェスター・ユナイテッドにやってきたフランス代表左サイドバックのパトリス・エヴラ。2006年1月に加入後すぐにマンチェスター・シティとのダービーマッチで先発デビューした。

しかしいきなりトレヴァー・シンクレアとダリウス・ヴァッセルにチンチンにされ、ハーフタイムで交代に。後から告白されたところによれば、エヴラはその時かなり体調が悪かったという。

ジョー・コール

その際の所属クラブ:リヴァプール

チェルシーでのキャリアを終えたジョー・コールは2010年夏にフリーでリヴァプールへと移籍。ケガに苦しんだキャリアを再建させるため、開幕戦から新天地デビューに臨んだ。

ところがいきなりアーセナルのDFローラン・コシェルニを相手に勢いありすぎるタックルをかまし、前半のうちにレッドカードで退場に。結局その後もケガに苦しめられるようになり、アンフィールドでは全く成功できなかった。

チアゴ・シウヴァ

その際の所属クラブ:チェルシー

チェルシーにおいてチアゴ・シウヴァは巨大な人気を誇っている選手であるが、パリ・サンジェルマンからフリーで加入したときは「30代後半の選手がいきなりプレミアで…」と懐疑的な目を向けられていた。

そして2020年9月のウエストブロム戦で出場したとき、危険な位置でボールロストして2失点目の原因となった。試合自体は引き分けたものの、彼に対する批判は高まった…が、チアゴ・シウヴァはそれからすぐに復調。失敗から立ち直り、信頼を勝ち取ってみせた。

アレクサンドル・ヤンケヴィッツ

その際の所属クラブ:サウサンプトン

デビュー戦というものは緊張や興奮を抱えるものだが、サウサンプトンでデビューした10代のヤンケヴィッツはまさにそうだった。2021年1月のFAカップで初先発のチャンスを与えられ、マンチェスター・ユナイテッドと対戦した。

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そして試合開始からわずか79秒後、スコット・マクトミネイを相手に激しいタックルをかましてレッドカード。チームも0-9と大敗してしまい、彼はそれ以降ほとんど出場することがなかった。

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