ハーランドが3ゴール1アシストと大爆発。マンチェスター・シティがフラムを5-1と粉砕し開幕4連勝|プレミアリーグ

写真:この日3ゴール1アシストのハーランド

現地時間9月2日、プレミアリーグ第4節のマンチェスター・シティvsフラムの一戦が、エティハド・スタジアムで行われた。

第3節を終えて唯一の3連勝と首位を走るマンチェスター・シティは、前節からいくつかの変更を加えた。ヨシュコ・グヴァルディオルをベンチスタートとし、左サイドバックにナタン・アケを配置。左センターバックにはマヌエル・アカンジが入った。さらに右ウイングではこの夏にレンヌから加わったジェレミー・ドクが先発を果たし、同じくウルブスから加入したマテウス・ヌネスはベンチスタートとなった。

対するフラムは前節にイエローカード2枚で退場となったカルヴィン・バッシーに代えてティム・リームをセンターバックに配置。移籍市場最終日にバイエルン加入直前にまで迫ったというジョアン・パリーニャはメンバー外となり、中盤の底にはハリソン・リードが入った。

序盤はフラムが自陣にブロックを敷き、マンチェスター・シティがその攻略の糸口を探る展開に。フラムはほころびを作ることなく固い守備を見せていたが、16分にトム・ケアニーがヒザを痛め続行不可能に。代わって18歳のルーク・ハリスが入った。

マンチェスター・シティは右サイドにドク、左サイドにフィル・フォーデンという配置でスタートしたものの、前半途中から左右を入れ替えフォーデンを右に。なかなかシュートにまで至れなかったが、この変更以降、マンチェスター・シティがチャンスを作るようになる。

そして31分、相手陣内でアカンジからボールを受けたマテオ・コヴァチッチが背後のスペースに走ったアーリン・ハーランドにスルーパスを送る。ハーランドは冷静に中央に折り返し、これにフリアン・アルバレスが詰めて先制ゴールを奪う。

しかし直後の33分、CKを得たフラムはアンドレアス・ペレイラのキックをラウル・ヒメネスがニアで合わせてボレーシュート。これはGKエデルソンがかき出したが、詰めていたリームが押し込んですぐさま同点に追いつく。

その後は互いに決定機を作れなかったものの、前半終了間際の45+5分、今度はマンチェスター・シティがCKを得ると、フォーデンのキックに中央でフリーになっていたアケが頭で合わせゴールネットを揺らす。オフサイドポジションにいたアカンジのプレー関与についてVARが介入するが、ゴールが認められマンチェスター・シティが勝ち越しに成功する。

判定に納得がいかないフラムの選手たちが猛抗議し、場内が騒然となるなかホイッスルが吹かれ、2-1でハーフタイムを迎える。

後半、マンチェスター・シティはルベン・ディアスとアカンジの左右を入れ替え、前半はアカンジが中盤でビルドアップに絡んでいたものの、コヴァチッチをより後ろからプレーに関与させる形に変更を加えた。

そして58分、相手陣内でボールを回していたマンチェスター・シティは、ロドリの縦パスを受けたアルバレスがダイレクトでハーランドへ。相手DFが先に触るもボールはこぼれ、ハーランドが落ち着いてGKとの一対一を制し追加点を挙げた。

さらに68分、マンチェスター・シティはアカンジからのロングパスに抜け出したアルバレスがエリア内で倒されてPKを獲得。これをハーランドが沈めて4-1とする。

その後、大量リードを得たマンチェスター・シティはボールを回し、相手が隙を見せれば縦パスを入れてゴールを狙う余裕のあるプレーを展開する。90+5分にはハーランドがセルヒオ・ゴメスのクロスにダイレクトで合わせ追加点。試合は5-1で終了し、マンチェスター・シティが開幕4連勝を飾った。
 

◉試合結果

マンチェスター・シティ 5-1 フラム

1-0 31分 フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)
1-1 33分 ティム・リーム(フラム)
2-1 45+5分 ナタン・アケ(マンチェスター・シティ)
3-1 58分 アーリン・ハーランド(マンチェスター・シティ)
4-1 70分/PK アーリン・ハーランド(マンチェスター・シティ)
5-1 90+5分 アーリン・ハーランド(マンチェスター・シティ)

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