底引き網漁船、次々と出港 石川県内漁港

出漁に向けて準備を進める漁師=2日午後9時半、金沢港

 底引き網漁の1日の解禁を受け、石川県内の各漁港から2日夜、しけで出漁を見合わせていた漁船が沖合の漁場を目指して次々と出港した。

 金沢港では午後8時半ごろから、漁師が最終準備に取り掛かり、豊漁を願う家族らに見送られて19隻が港を出た。平昌丸の鳥井祥平船長(38)は「出られてホッとしている。たくさん獲れる漁場を探っていきたい」と意気込んだ。

 加賀市の橋立漁港からは10隻、輪島港からは38隻が出港した。3日夕から帰港し始め、4日には水揚げされた甘エビやカレイ、ノドグロなどの初物が店頭に並ぶ。

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