七尾市能登島須曽町で改修工事を進めていた宿泊型のレストラン「オーベルジュ」が完成し、9月4日にオープンする。客室からは七尾湾を一望でき、能登産の魚介類を使ったすしを提供する。自ら設計を手掛けた金沢市出身のオーナー中永勇司さん(47)は「地域の人が誇りに思ってもらえるような宿にしたい」と意気込んでいる。
中永さんが休業していた宿泊施設「能登島シーサイドハウス」を取得し、大規模改修した。客室は8室で、サウナも整備した。施設名は「ここにしかない」などの意味を込めて「一(ひとつ) 能登島」とした。
料理のすしは職人が目の前で握り、アカニシ貝やマグロ、エビなど旬のネタを扱うほか、アワビやカキを使った一品料理も提供する。
宿泊料金は1泊2日で約6万円からとなっており、夜の食事のみの予約も受け付ける。開業に向けては国の事業再構築補助金を活用し、のと共栄信用金庫の支援も受けた。