こんにちは!キャンプ系YoutuberのFUKUです。今回はsoomloom(スームルーム)の2023年新作「チタン製薪ストーブ」をご紹介します。例年、夏に意欲的な新作を出すsoomloomの新作薪ストーブ、売り切れる前にチェックしましょう!
薪ストーブの相場観を素材ごとに解説
今回ご紹介するsoomloomの2023年新作「チタン薪ストーブ」ですが、価格はまさかの1万5000円切り。薪ストーブがブームになったおかげで価格の相場は下がっていましたが、価格の壁を壊せなかったチタン製で目を疑うレベルの安さです。
ここ数年で、寒い時期に薪ストーブを使うキャンプスタイルが一気に普及しました。暖房能力が高くて、調理もできて、焚き火よりも煙たくなくて、そして何より非日常感が楽しめるからだと思うんですよね。
薪ストーブがブームになったおかげで、価格の相場が下がってきました。
毎年何かしらの薪ストーブを買ってきた私の肌感覚では、スチール製の薪ストーブで安いものだと1万円くらいから、ステンレス製なら1万5000円くらいから入手可能じゃないかと思います。
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もちろんメーカーやサイズ作りによって値段は様々ですけれど、安く買おうとして探せばこれくらいの値段から買えます。
ただ、薪ストーブの世界でも、価格の壁をぶち壊せない一部のジャンルがありました。それがチタン製薪ストーブ。
冬キャンプのシーズンではない時期にAmazonで検索してみても、チタン製薪ストーブの相場は3万5000円ぐらいからです。
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人気の一流メーカーだともっと高いですからね。上の画像に載っているのは、中国ブランドを中心とした比較的安いメーカーです。
だから私も、チタン製の薪ストーブ良いなと思ったことはありますが、今まで買ってこなかったんです。
そんな中、今年ついに!soomloomから思わず目を疑うような価格のチタン製薪ストーブが出てきちゃいました。
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まさかの税込み14,970円です…!
嘘だろうというレベルで、そこら辺のスチールやステンレス製よりも安いチタン製薪ストーブなんて聞いたことないですよ。
さすがにチタンで1万5000円切られたら買うしかないかと思って、すぐにポチってみました。
「激安」と言っても、それはチタン製にしてはという意味でして、1万5000円という金額自体はキャンプギアを買うにあたっては大金です。
今回せっかく買ってみたので、中身がどんなものなのかをお見せできればと思っております。
soomloomのチタン製薪ストーブを開封!
『チタン製薪ストーブ』とのことですが、どこまでがチタンで作られているのかが気になります。私の中では本体の箱の部分がチタンであれば、チタン製薪ストーブと言って良いと思いますが、実際どうなのか見ていきましょう。
パーツの素材や重さをチェック
仕様は、ステンレス製のモデルを受け継いでチタンに変えただけなので、薪ストーブ自体の問題はそこまでないと思います。
組み立て式の薪ストーブは素材が薄いので、使うと歪むんですよね。ただ、買う人もそれはわかっているので、ステンレス製モデルのレビューを見ると「歪むけどちゃんと使えるよ」という声が多いようでした。
2023年の新作薪ストーブは、主要部分がチタン合金製になっていると思われるのですが、本体重量が確かに軽くなっています。
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リュックに入れて軽々と持っていけちゃうレベルの重さですよね。徒歩や自転車、バイクなんかでキャンプに行く人が、寒い時期にこんな薪ストーブを持っていったら楽しいと思います。
それでは開けていきます。
おぉ、なんか今までのsoomloomになかった風合いのケースがついている。紙っぽいわけでもないんだけど、フェイクレザー系な感じですよね。
ケースも開けてみましょう。
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1万5000円切りしてもこの手袋は付けてくれるんだね。もうこれはsoomloomのポリシーなんでしょうね。
取扱説明書に部材ごとの素材が書いてあります。
良かった!本体はチタン合金ですね。
脚のボルトも含めてチタン合金って書いてありますが、これはステンレスに見えます。
煙突固定用リングと煙突ホルダーはステンレス、煙突はチタン合金だそうですよ。
本体はチタン合金製とのことですが、確かに持った瞬間、明らかに軽いなと感じます。
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これは相当軽いです!本体の部材全部持っても、薪ストーブの重さとは思えない。
煙突はsoomloomのステンレス製のものと比べてみましょう。
こうして見ると幅はちょっと短いですね。持った感じ、ステンレスの方がずしっと感じます。大きさの違いを差し引いても重く感じますね。
ステンレス製とチタン製で、主な部材の重さを比較してみました。
ステンレス製
- 煙突:459g
- 天板:436g
- 扉:327g
- 脚(1本):45g
チタン製
- 煙突:243g
- 天板:232g
- 扉:231g
- 脚(1本):46g
全ての部材を乗せてみると…はい、本体重量1612gでした。軽い!
ケース込みで1.8キロ台。なかなか良いですね。
チタン製薪ストーブを組み立ててみた
本体を組み立ててみましょう。まずは本体の部材を差し込んで組み立てていきます。
本体が組みあがったら脚のボルトを片方外して、本体の穴に通します。
穴に通したら上下からねじを締めて、挟み込んで固定します。
煙突ホルダーはネジで留めます。
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煙突をガチャッとはめて、少し回して固定するだけってやつもありますよね。ネジだと付け外しが面倒ですが、煙突が外れて倒れちゃうみたいなことは起きないから安心感はあります。
はい、チタン製の薪ストーブができました!どうですか、このチタニウムグレーは。
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いやこれが1万4000円台か、やばいな。
扉の下のツマミで空気調節が簡単にできるようになっています。
扉はピンで留まっているだけで簡単に外せるので、メンテナンスがしやすそうです。
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シンプルな作りの薪ストーブですね。これは良いな。
soomlooのチタン製薪ストーブを外で試してみた!
外にやってきました。夏に薪ストーブは苦行になりそうですが、実際に試してみたいと思います。
まずは煙突の組み立て
全部のリングをはめて、徐々にずらしながら伸ばしていきます。
チタン製といっても、組み立て方は特にステンレスの煙突と変わりませんでした。スパークアレスターはついていないですね。
あとワイヤーなんかで下に引っ張って煙突を固定するようなこともできません。
ストーブに装着すると結構な高さです。
今日は風が吹いていなくて穏やかですけど、煙突の背が高いので、何も固定してないと倒れる危険性はあると思います。テントの煙突穴に通した方が安定しそうです。
いよいよ火入れ!
それでは、薪ストーブに火入れをしていきます。
奥行きは33cmちょっとですので、40cmの薪は斜めにしても入らないですね。35cmくらいの薪は何とか入ります。
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薪ストに初めて火入れするときって良いですよね!
ちゃんとガラス窓もついているので、炎を眺めることができます。空気調節穴を閉めてみましょう。
早くも陰圧がかかって、側面の板が歪んできています。
これはステンレスのモデルでも同じことが起きます。ただ、歪みながらも使える薪ストーブの筈です。
煙突周りがすごい色が変わってきています。煙突の色みはブルーになってきていますね。
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しかし、夏に薪ストーブの暑さはなかなかだな。コンパクトですがすごい熱量です。
薪を燃やして暑いだけではただの苦行になってしまうので、美味しいものを作っていきましょう!
チタン製薪ストーブを買ったらさすがに火入れをしたくなりますが、今はまだ暑いんですよ。でも、こうやって美味しいものを食べるとまた楽しくなります。
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暑いけれど、外で作って食べるということと、薪ストーブを使ったというダブルの非日常感が、より美味しくしてくれていますね。
火が落ち着いてきました。ストーブ本体は良い色になりましたね。
歪みが出てしまいますが、このくらいであれば想定内かなという感じでした。
火入れ後の状態をチェック
改めて見てみると、結構歪みましたよね。ただ、今までも組み立て式の薪ストーブを何度も使ってきましたが、歪みつつも普通に使えるパターンが多かったです。
はめ込んでみるとだいぶガタガタにはなっています。ただ、ネジ閉めちゃえば少々の歪みはあっても組み立てられます。
そして、煙突は良い色になりました。組み立てたときとは逆にねじって短くしていきます。
煙突を扱うときは、くれぐれも手を切らないように注意が必要です。薄手のグローブを持っている人は着けた方が良いと思います。
はい。戻りましたね。これでまた同じように使えます。
本体もせっかく組みましたが、もう1回ばらしてケースの中にしまっていきましょう。
煙突ホルダーはできれば外したくないけれど、ケースに入れるならつけたままだと無理そうです。
煙突固定用リングはメッシュポケットにしまえます。
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とってもコンパクトに収納できましたね!
soomlooの新作薪ストーブのメリット・デメリット
soomlooのチタン製薪ストーブのメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
まず、組み立て式の薪ストーブのメリットはコンパクトで軽いことです。今回購入したチタン製薪ストーブは、以前購入したステンレス製と作りは一緒なので、チタンになって軽さが際立っている点が大きなメリットでしょうね。
組み立て式のデメリットは、組み立てがやや面倒な点と、素材が薄いので歪みが生じやすい点です。それでも多くの場合そのまま使えるので、組み立て式薪ストーブの特徴というか、宿命なのでしょうね。
ここまでは組み立て式の薪ストーブのメリット・デメリットでしたが、soomloomのチタン製薪ストーブは、値段が1万5000円を切っている点が一番良いところです。
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チタン製薪ストーブとしてはおそらくもっとも安いと思います。本体の主要部分をチタンで作り、炎が見えるガラス窓も付いていてこの価格というのが一番の特徴でしょうね。
soomloomのチタン製薪ストーブは超おすすめ!
いかがだったでしょうか。今回はsoomlooから新発売となった、チタン製の組み立て式薪ストーブをご紹介しました。
薪ストーブは製品によって特徴が全然違いますし、スチールやステンレスの素材にもそれぞれ良いところがあります。また、がっしり丈夫なタイプと組み立て式では使い勝手も異なります。
その中で、一般的なチタン製の薪ストーブより圧倒的に安いsoomlooの新作薪ストーブは、軽量コンパクトなギアが好きな人は選択肢に含めても良いかなと思いました。今日は暑かったですがちゃんと使えることがわかったので、今年の秋冬シーズンで活躍してもらおうと思います。
というわけで今回も皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
Amazonですでに販売中ですが、売り切れているタイミングもあるので、ちょくちょくチェックしてみてください。