皆さんは夏休みを、どのようにお過ごしになられたでしょうか？ 私は家族で国内旅行や近場での川遊びなど、それなりに楽しむことができました。ただ気になったことと言えば、ホテル代や食事代がコロナ禍前と比べて格段に高くなったなぁ、という印象です。
そんな中、株主優待を利用することでかなり出費が抑えらました。例えばガソリン代を株主優待のQUOカードで支払い、宿泊するホテルは株主優待で割安で利用をしたりして、パズルを組み合わせるように株主優待を利用した旅行プランを計画しました。
さて、9月は3月に次いで1年でも2番目に株主優待を実施する企業が多い月でもあります。今回も、配当金も株主優待もバランスがよく、筆者も長期で保有している銘柄を３つ紹介させていただきます。
エクセディ（7278）
エクセディは駆動系の自動車部品メーカーで、マニュアルクラッチ（手動変速装置用製品）やトルクコンバータ（自動変速装置用製品）、その他、建設・産業機械用製品、二輪車用クラッチなどの駆動系部品を、世界25ヶ国にあるグループ46社で生産・販売をしています。
【株主優待内容】
Q．株主優待は誰がもらえるの？
A．8月月末日及び現在の株主名簿に記載または記録された100株（1単元）以上を保有の株主が対象となります。
※100株以上を1年以上継続保有（3月・9月の株主名簿に、同一株主番号で連続3回以上記載）した株主のみに贈呈
Q．株主優待内容は？
A．3,000円相当のWebカタログギフトが贈呈されます。
株主優待の最近の傾向として、長期保有の株主に対しての優待が手厚くなっています。エクセディも今年の9月権利日に保有していても、株主優待は頂けませんのでご注意ください。
画像：エクセディの株主優待カタログで選択した商品の一例（筆者撮影）
オートバックスセブン（9832）
オートバックスセブンは、大阪発祥の自動車用品専門店で国内最大手。2023年3月末時点で国内店舗数が592店、海外はフランス、タイ、マレーシアで78店を運営しています。
【株主優待内容】
Q．株主優待は誰がもらえるの？
A．9月月末日及び3月末日現在の株主名簿に記載または記録された100株（1単元）以上かつ連続で1年以上を保有の株主が対象となります。
Q．株主優待内容は？
A．自社商品の買物に利用できるギフトカードが贈呈されます。
画像：オートバックスセブン株主優待（筆者撮影）
オートバックスセブンの株主優待は1年以上保有しないと頂くことが出来ませんが、年2回の株主優待実施企業として、ポートフォリオに加えたい銘柄の一つだと考えています。配当利回りもよく、株主優待で頂けるギフトカードの有効期限が無いことも魅力です。
稲畑産業（8098）
稲畑産業は住友化学系列の化学専門商社で、液晶用部材やトナー原料など情報電子材料や自動車、電子機器をはじめ、各種工業製品には欠かせない合成樹脂が柱。1890年に京都で創業した稲畑染料店発祥。
【株主優待内容】
Q．株主優待は誰がもらえるの？
A．9月月末日現在の株主名簿に記載または記録された100株（1単元）以上を保有の株主が対象となります。
Q．株主優待内容は？
A．同社オリジナルQUOカードが贈呈されます。
画像：稲畑産業「株主優待」より引用
今回は9月ということで、数ある株主優待実施企業でも株主優待も配当金もどちらも納得レベルの企業を選びました。
ただし、エクセディとオートバックスは1年以上の継続保有が必要となり、2023年9月末の権利を取得しても株主優待がもらえるのは2024年9月の権利からとなります。最後に紹介した稲畑産業も、長期で保有することで優待内容がグレードアップと、最近では長期で保有する株主を優遇する企業が増えてきています。
2024年から制度拡充される新NISAでは、投資可能枠には限りがありますが、非課税保有期間は無期限となる予定で、長期的な保有にも適しています。株主優待と配当金は生活の助けになってくれるので、NISAを活用してポートフォリオに組み込むことを検討してみてはいかがでしょうか？
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※本記事に掲載している情報は2023年8月末日時点のものです。
※株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
※本特集は個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。
