「おいしいお米届けたい」京都・南丹で稲刈り始まる 猛暑も平年並み収穫期待

稲刈りが始まり、秋の訪れを告げている(南丹市園部町)

 京都府南丹市の園部町農業公社が同町で稲刈りを始めた。猛暑の影響は一部にとどまり、平年と同様の収量が期待できそうで、トンボが飛ぶ中、たわわに実った稲穂を収穫している。

 8月28日にスタート。薄曇りで、やや暑さも和らいだ同30日は、同公社職員がエアコン付きのコンバインを操り、同公社のブランド米「温心米(おんしんまい)のれんげ米」を刈り取った。トンボやカエルが動き回り、かすかに秋の気配を感じさせた。

 猛暑で雨が少なかった影響で、一部の田では粒が小さくなる可能性もあるが、おおむね平年並みの出来が見込まれるという。

 作業は9月下旬まで続く。新米は同中旬ごろから同町の道の駅「京都新光悦村」で売り出す予定。同公社は「おいしいお米を届けたい」としている。

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