京都駅そばに「茶スイーツ」の新店、目の前でのライブ感が魅力

京都タワー内の商業施設「京都タワーサンド」(京都市下京区)内に、お茶スイーツが楽しめる「三都茶寮(さんとさりょう)」が9月1日にオープン。京都の玄関口で、国内外の観光客を迎える。

気軽にお茶文化が見学できるようカウンターを広く設置。奥には、茶碗が並ぶ

今年4月に「あなたの京都旅にマストな『京ーLounge』」をコンセプトに大幅リニューアルした「京都タワーサンド」。京都の食材で作る餃子や京都の老舗精肉店による焼肉など、京都の美食をフードコート形式で気軽に堪能できるスポットとして知られている。

そんな施設内にオープンする同店は、1875年創業の老舗茶屋「小原春香園」(大阪市福島区)が監修。同店の抹茶は、苦味だけでなく茶葉の香りがしっかりと感じられるように2種類を独自に組み合わせている。店頭では抹茶を点てる際に使用するお湯を茶釜で沸かしているも特徴的だ。

看板商品は、通常の抹茶ドリンク(お薄)と比べて約3倍の抹茶を使用する「お濃い 抹茶ラテ」(800円)。ミルクと2層になった目にも鮮やかな一杯で、注文が入るたび店頭のカウンターで一杯ずつ手で抹茶を点てる「ライブ感」も楽しい。そのほか「庭園 パフェ」(1300円〜)や「エスプーマかき氷」(1200円〜)などのお茶スイーツもスタンバイ。また夜11時まで営業しているため、お酒を飲んだ後や1日の「〆スイーツ」としてもおすすめだ。

「庭園 パフェ 抹茶」(1400円)は京都の庭園をイメージしたパフェ。抹茶寒天、栗などから成る8層構造で、真っ赤な「鳥居クッキー」と濃さの異なる特製抹茶アイスをトッピング

担当者は、「海外からのお客様にはこだわりのドリンクや和スイーツはもちろん、お茶の文化を気軽に見ていただき、日本に来た思い出を作ってもらえるような体験を提供したい」と語る。

場所は「京都タワーサンド」地下1階の「KYOTO TOWER SAND FOOD HALL」。営業時間は昼11時から夜の11時まで(L.O.は10時半)。

取材・文・写真/宮口佑香

© 株式会社京阪神エルマガジン社