守護神離脱のオリオールズ ウエーバーで右腕ホルヘ・ロペスを獲得

守護神フェリックス・バティースタが右肘の故障で離脱しているオリオールズがブルペンの補強に動いた。日本時間9月3日、オリオールズはウエーバーでマーリンズから救援右腕ホルヘ・ロペスを獲得したことを発表。ロペスは2020年途中から2022年途中までオリオールズに在籍しており、約1年ぶりの古巣復帰ということになる。今年7月下旬にツインズからマーリンズへトレードされたロペスだが、移籍後は防御率9点台と精彩を欠き、古巣オリオールズで復調を目指す。

現在30歳のロペスはプエルトリコ出身で、2011年ドラフト2巡目(全体70位)指名でブリュワーズに入団。2015年にメジャーデビューしたが、なかなかメジャー定着を果たせず、2018年7月にマイク・ムスタカスとのトレードでブレット・フィリップスと一緒にロイヤルズへ放出された。

ロイヤルズでは先発の一角として期待されたものの、その期待に応える働きを見せることはできず、2020年シーズンの開幕直後にウエーバーでオリオールズへ移籍。2021年に3勝14敗、防御率6.07に終わると、オリオールズは先発としての育成を諦め、ロペスをブルペンに転向させた。

すると、2022年はリリーバーとして見事な活躍を見せ、オールスター・ゲーム初選出。シーズン途中でツインズへトレードされ、この年は自己最多の67試合に登板して4勝7敗23セーブ、防御率2.54というキャリアハイの成績を残した。

今季はツインズのセットアッパーとして期待されていたが、37試合で防御率5.09と安定感を欠き、7月下旬にディラン・フローロとの救援右腕同士のトレードでマーリンズへ移籍。しかし、マーリンズでは12試合で防御率9.26と全く戦力にならず、ウエーバーで古巣オリオールズへ復帰することになった。

ウエーバーによる移籍は9月以降も可能。ただし、プレーオフに出場できるのは8月末までにチームに在籍していた選手であり、ロペスはプレーオフに出場できない。なお、ロペスがFAになるのは来季終了後であり、ロペスが2022年シーズンの輝きを取り戻せば、長期離脱の可能性もあるバティースタの穴埋め役としてはうってつけの存在と言えそうだ。

The post 守護神離脱のオリオールズ ウエーバーで右腕ホルヘ・ロペスを獲得 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.