一石三鳥? 庭いっぱいに並ぶカラフルな風車

岡田さんが制作した風車

 松浦市志佐町高野免に住む岡田啓三さん(86)宅の庭には、ペットボトルでつくられたカラフルな風車がずらりと並ぶ。そばの裏山にも飾られ、その数は千本以上。風が吹けば一斉に回りだす光景を近所の人たちが楽しんでいる。
 15年ほど前に頭と手を大ケガした際、リハビリがてら制作をスタート。現在まで毎日、コーラ飲料やお茶を飲み干して2本の材料をそろえ、30分ほどで作り上げている。台風が来ても裏山が風を遮るからか、風車が飛ばされることはなかったという。
 「生きてるうちは作り続けたかね。小さな子たちにも見に来てもらいたい」と岡田さん。真夜中は「ぱたぱた」と鳴る羽の音が奇妙で、防犯にも一役買っている。

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