鎌田大地の加入後初ゴールが決勝点に! ラツィオが“王者”ナポリを破り今季初勝利|セリエA

写真:決勝点を挙げてラツィオの勝利に貢献した鎌田

現地時間9月2日、セリエA第3節のナポリvsラツィオの一戦が、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われた。

日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオは、昨季33年ぶりにスクデットを獲得したナポリのホームに乗り込んだ。開幕2連勝と今季も強さを見せつけている“王者”に対し、ラツィオは2連敗とスタートダッシュに失敗している。

両チームとも、前節からのスターティングメンバー変更は1名のみ。ラツィオでは、鎌田やスペイン人MFルイス・アルベルト、イタリア代表FWチーロ・インモービレらが3試合連続となる先発出場を果たしている。

30分、アウェイのラツィオが先制に成功する。右サイドのスペースに抜け出した元ブラジル代表FWフェリペ・アンデルソンがゴール前にパスを送ると、GKの前に入ったL・アルベルトが絶妙なヒールシュートを決めた。

しかし、ナポリもすぐさま反撃。32分、右サイドのイタリア代表FWマッテオ・ポリターノがクロスボールを供給すると、一度跳ね返されたあとのセカンドボールを拾ったポーランド代表MFピョートル・ジエリニスキがシュート。この一撃はディフレクションしてコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

52分には、ラツィオが勝ち越し。ゴールを決めたのは鎌田だった。ピッチ中央付近でF・アンデルソンが相手のパスをカットすると、倒れ込みながらもドリブルで前進。マイナス方向に折り返すと、L・アルベルトがスルーし、背後から侵入してきた鎌田が左足を振り抜き、鋭いシュートをゴールに突き刺した。

結局、鎌田の加入後初ゴールが決勝点となり、ラツィオが今季のセリエA初勝利。昨季王者に土をつけた。

 

◉試合結果

ナポリ 1-2 ラツィオ

0-1 30分 ルイス・アルベルト(ラツィオ)
1-1 32分 ピョートル・ジエリニスキ(ナポリ)
1-2 52分 鎌田大地(ラツィオ)

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