大津署はこのほど、無線を通じた現場指揮の迅速さや正確さを競う通信指令技能競技会を開いた。参加した署員は、一分一秒を争う勝負に真剣な面持ちで取り組んだ。
コンビニで強盗致傷事件が発生した想定で同署の地域1~3課から各2人が、現場からの情報伝達役と指令役に分かれて参加した。制限時間内に、現場役は負傷者や防犯カメラの情報を指令役に伝え、指令役は容疑者や不審車両の特徴を捉えて検問を指示した。
カラーボールが容疑者の車に投げられたという情報を速やかに把握して、検問に反映させた地域2課チームが優勝した。北村健巡査部長(33)は「初動対応に今回の経験を生かしたい」と話した。