【小倉2歳S】岩田望「まだまぁ未完成な馬」アスクワンタイムが重賞初制覇

9月3日、小倉競馬場で行われたG3・小倉2歳ステークスは、アスクワンタイムが重賞初制覇を飾った。同馬の兄には2018年のこのレースを勝利したファンタジストがおり、兄弟制覇となった。

小倉2歳S、勝利ジョッキーコメント
1着 アスクワンタイム
岩田望来騎手
「馬の雰囲気はとても良く、厩舎スタッフからは、格段と良くなっているので自信を持って乗ってきて、と言われました。道中の雰囲気もとても良く、今日差し切りが続いていたので、もうこの馬を信じて追い出しを待ちました。外に出してからはすごく弾けるような感じで伸びていきました。多分勝ってるんじゃないかなと思っていたんですけど、半信半疑で、掲示板見たら10番という数字が載っていたので嬉しかったです。まだまだ未完成な馬ですし、これから2歳戦を盛り上げてくれる一頭になるんじゃないかなと思います。(この夏は)本当に充実していたなと思いますし、沢山良い馬に乗せていただいたんですけど、その中で結果を出せてない馬もいたので、反省してこの秋に活かしたいと思います。重賞で活躍出来るように精一杯頑張りますので、この秋も応援よろしくお願いします」

レース結果、詳細は下記のとおり。

3日、小倉競馬場で行われた11R・小倉2歳ステークス(G3・2歳オープン・芝1200m)は、岩田望来騎乗の5番人気、アスクワンタイム(牡2・栗東・梅田智之)が勝利した。アタマ差の2着に2番人気のミルテンベルク(牡2・栗東・武英智)、3着に4番人気のキャンシーエンゼル(牝2・栗東・鈴木孝志)が入った。勝ちタイムは1:08.6(良)。

1番人気で幸英明騎乗、ビッグドリーム(牡2・栗東・西園正都)は、4着敗退。

兄ファンタジストとの兄弟制覇

岩田望来騎乗の5番人気、アスクワンタイムが大外一気を決めて重賞初制覇を飾った。レース前半は慌てずほぼ最後方から。ハイペースを見越したようにじっくりと構えて勝負どころで大外から進出。直線では先行各馬を勢いよくごぼう抜きしていき、見事な差し切りだった。アスクワンタイムの兄は2018年に同レースを勝利したファンタジスト。

アスクワンタイム 3戦2勝
(牡2・栗東・梅田智之)
父:ロードカナロア
母:ディープインアスク
母父:ディープインパクト
馬主:廣崎利洋
生産者:ASK STUD

【全着順】
1着 アスクワンタイム 岩田望来
2着 ミルテンベルク 藤岡康太
3着 キャンシーエンゼル 松山弘平
4着 ビッグドリーム 幸英明
5着 フォルテローザ 団野大成
6着 パッシングシャワー 西村淳也
7着 セイウンデセオ 今村聖奈
8着 ドナヴィーナス 川島信二
9着 メイプルギャング 角田大河
10着 テイエムチュララン 太宰啓介

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