9月3日、プレミアリーグ第4節のリヴァプールvsアストンヴィラの一戦が、アンフィールドで行われた。
ホームのリヴァプールは劇的な逆転勝利の前節から3人を変更。出場停止のフィルジル・ファン・ダイクに代わりジョー・ゴメス、前節初スタメンの遠藤航からカーティス・ジョーンズへ、そして前節の逆転勝利の立役者ダルウィン・ヌニェスがコーディー・ガクポに代わりスタメンとなった。
一方のアストンヴィラは、前節のバーンリー戦からの変更はGKのエミリアーノ・マルティネスのみとなり、フィールドプレーヤーに変更は加えずに臨んだ。
開始早々の3分にホームのリヴァプールが先制に成功する。前線からのプレスでコーナーキックを獲得すると、そのコーナーキックからペナルティアーク付近でフリーとなっていたMFドミニク・ソボスライが左足で蹴り込み、リヴァプールでの公式戦初ゴールを記録する。
11分にアストンヴィラもチャンスを作る。後方かろのパスでディフェンスラインの背後に抜け出したムサ・ディアビが中央のオリー・ワトキンズにパスを送るが、惜しくも合わせられずシュートには持ち込めない。
19分にアストンヴィラにアクシデントが起きる。DFジエゴ・カルロスがピッチに座り込むと、プレー続行不可能となりレオン・ベイリーとの交代を余儀なくされる。
すると負傷交代直後の22分、リヴァプールが追加点を挙げる。トレント・アレクサンダー・アーノルドの前線へのスルーパスにモハメド・サラーが反応し、中央でフリーとなっていたヌニェスへパス。ヌニェスのシュートはポストに当たり、その跳ね返りがアストンヴィラDFマーティー・キャッシュのオウンゴールを誘い2-0とする。
その後も、主に右サイドや中央突破からチャンスを作り続けたリヴァプールだが、スコアは動かず2-0で折り返す。
後半が始まると、両チームが決定機を作る。48分敵陣中央付近でのフリーキックを獲得したアストンヴィラは、左サイド深い位置でフリーとなっていたリュカ・ディニュへ展開。ディニュのクロスにファーサイドから飛び込んだキャッシュがヘディングシュートを放つが、GKアリソンのスーパーセーブに阻まれる。
直後の49分には、サラーの裏への抜け出しからヌニェスに決定機が訪れるが、惜しくもゴールは奪えない。
しかし、リヴァプールは55分に試合を決定づける3点目を奪う。アンディー・ロバートソンのコーナーキックを中央のヌニェスがバックヘッド、ファーサイドに詰めていたサラーが左足で押し込み3点差とする。
87分には、より守備への安定をもたらすべくアレクシス・マクアリスターに代わり、遠藤が途中出場。リヴァプール加入から3試合連続で出場を果たす。
試合はこのまま終了。攻守において安定した戦いを披露したリヴァプールが3連勝を飾り、開幕からの無敗を継続した。一方のアストンヴィラは、ここまでのリーグ戦3試合で8ゴールを奪っている攻撃陣がこの日は沈黙。また、守備においても開幕戦以来の複数失点を喫し、完敗に終わった。
◉試合結果
リヴァプール 3-0 アストンヴィラ
1ー0 3分 ドミニク・ソボスライ (リヴァプール)
2ー0 22分 オウンゴール(リヴァプール)
3ー0 55分 モハメド・サラー (リヴァプール)