人形専門の美術商として知られ、2017年に亡くなった青山恵一さん(享年70)をしのぶ「青山忌人形展」が、青山さんの自宅ギャラリー「昔人形青山/K1ドヲル」(京都市北区室町通北大路下ル)で開かれている。ゆかりのある作家をはじめ全国各地の12人が手掛けた創作人形が並んでいる。
青山さんは全国でも数少ない創作人形ギャラリーを同地に創設して作家を支援した。ゆかりの人たちが一昨年から命日の月に合わせて人形展を開いている。北海道から福岡まで青山さんと関わりがあった作家に加え、若手作家を積極的に紹介した青山さんの意思を引き継ぎ、選抜された3人の作品も出した。
和服やドレス、アマビエなどを模した人形など作家の個性が伝わる人形13体。青山さんのパートナーの日本画家、竹内淳子さんがチベットなどを題材に描いた絵画が彩りを添えている。9月6日まで。午後1時~7時。入場無料。同ギャラリー075(415)1477。