多彩な舞台・出店満喫 富山県射水市で商工まつり、働く車の展示に人気

音楽に合わせて書道パフォーマンスをする呉羽高校書道部

 「ふるさと商工まつりin射水」が3日、富山県射水市役所本庁舎横の大島中央公園で開かれた。ステージイベントが繰り広げられたほか飲食、物販のブースが設けられ、来場者が多彩な企画を満喫した。働く車の展示も子どもたちの人気を集めた。

 射水市商工会が毎年開いている。商工会の青年部や女性部が飲食物を販売したり、商工同友会がボールすくいなどが楽しめる縁日コーナーを設けたりした。かき氷やベビーカステラなどのキッチンカーも並んだ。

 ステージイベントは呉羽高校書道部のパフォーマンスで幕開けし、音楽に合わせて「笑福(しょうふく)」の文字や詩を力強く表現。市内を中心に活動するグループ「IMZip(アイムジップ)」の歌やダンス、和太鼓演奏などでも盛り上がった。

 市社会福祉協議会は初めて「モノドライブ」を企画。余った食品を必要な人に届ける「フードドライブ」を参考に文具やタオルといった遊休品を募るもので、タオルやクリアファイル、色鉛筆などが寄せられた。

 消防車や救急車、タイヤショベルなどを展示した働く車のコーナーでは子どもたちが実際に乗ったり、写真を撮ったりした。救急車などを眺めていた同市大島小3年の中村穂(ほのか)さん(9)は「たくさんの人を救っているのがすごい」と話した。北日本新聞社後援。

書道パフォーマンスを披露する呉羽高校書道部員
大勢の人が集まった「IMZip」のステージ
子どもたちの人気を集めた働く車の展示コーナー
列をつくって人気を集めたタイヤショベルの展示
輪投げゲームを楽しむ子どもたち
呉羽高校書道部がしたためた「笑福」

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