たこ揚げイベント「ふなくら風フェスティバル」が3日、富山市大沢野地域の猿倉山森林公園芝生広場で開かれた。参加者手作りのたこを揚げるコンテストや、巨大な和だこ「いぐり凧(だこ)」の披露などがあり、多くの家族連れでにぎわった。
子どもたちに楽しんでもらい、地域の魅力を発信しようと、船峅地区自治振興会とふなくら活性化協議会が企画。長谷川病院(富山市星井町)のたこ揚げ愛好者らでつくる「長谷川病院風神会」も協力した。
手作りのたこを揚げるコンテストには40人の子どもが参加。好きなアニメのキャラクターを描いたり、自分の名前を書き入れたりしたオリジナルのたこを、全力で走って空に浮かべた。
いぐり凧も登場。同病院風神会のたこは4畳半分の大きさがあり、船峅地区住民でつくる船峅歴史研究会が手作りしたオリジナルのたこも、風の吹くタイミングを見計らって披露された。「ぶーん」と大きな音を立てて空高く舞う様子に、子どもたちは「すごい」「頑張れ」と歓声を上げた。
紙コップを使って風車をつくるコーナーや、ボルダリング体験ができるブースなどもあった。同市大久保小学校2年の高柳陽彩さんは「うまくたこを揚げることができて楽しかった」と話した。