【竹田】10月21日に流しそうめんの距離で世界記録を樹立しようと活動する竹田市内の実行委員会が、そうめんを流す竹のとい作りを始めた。市内久住町の歩道を会場に現在の世界記録(長野県高森町での3515.42メートル)を上回る約4100メートルを目指しており、多くの人手が必要な竹の加工や設営作業に協力してくれるボランティアを募っている。
企画は市内の豊かな水と、名物行事・たけた竹灯籠「竹楽」から着想を得た。「多くの市民らで夢を実現し、地元への誇りを持ってもらおう」と、市内の母親団体「竹姫」(安倍美緒代表)を中心に実行委を立ち上げ、小中高生らも加入している。
製作作業は8月中旬にスタート。実行委員や設営予定地の石原自治会住民、林業者の有志でつくる「一樹一会」メンバー、大学生らが久住町内の竹林から約700本を切り出した。その後、同町栢木の旧都野中体育館で、竹を割り、節を取り除いてといに加工する作業を続けている。
実行委の作業責任者、和田貫汰さん(24)は「一人一人の作業が世界記録につながる。一緒に達成感を味わってみませんか」と参加を呼びかけている。
作業は水、木曜の午後と土、日曜、祝日に同体育館で。ボランティアの希望者は実行委(080.7846.7099)へ。