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長崎市出身の庭園デザイナー、石原和幸さん(65)が3日、花や緑を生かした景観づくりで市を盛り上げる「ながさき花と緑の観光大使」に就任し、「街中に花だけでなく、花が好きな人を増やすことにも力を入れたい」と意気込んだ。
石原さんは、世界的に権威のある英国の造園コンクール「チェルシーフラワーショー」で今年までに通算12回の金賞を受賞。庭園デザインなどで、国内外で活躍している。
同日、同市三原2丁目の三原庭園で、鈴木史朗市長から就任の依頼状を受け取った石原さんは「頑張ります」と話し、自らデザインした同観光大使のロゴマークを紹介。「(鉢の)青は長崎の海、(花の)黄や(葉の)緑は平和のイメージ」と説明し、鈴木市長に手渡した。
市によると任期は定めていない。石原さんは、同市の斜面地を生かした取り組みや、市民全体で市花アジサイを植える活動などを進めていきたいとしている。