大規模な災害に備え 栃木県と那須塩原市が総合防災訓練

 大規模な災害に備えようと、3日に栃木県と那須塩原市による総合防災訓練が行われました。

 この総合防災訓練は、県民に防災の意識を高めてもらおうと、毎年県がそれぞれの市や町と持ち回りで開いているものです。

 今回は消防や警察、陸上自衛隊など100の団体や機関からおよそ1000人と、一般の来場者が参加し、那須塩原市に記録的な豪雨による被害があったという想定で行いました。

 那須塩原市を含む那須地域は、1998年の8月の集中豪雨により5人が亡くなった那須水害があり、訓練では、川の中州に取り残された人をヘリコプターを使って救助しました。

 また、土砂に埋まった乗用車の中から運転手を助け出すなど参加者は、本番さながらの動きで初動からの手順を確認し、連携を深めていました。

 このほか会場では防災に関するパネルや消防団の体験ができるブースが設置され、訪れた人は災害に備えることの重要性を学んでいました。

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