「メンタリティは誇り」後半ATの劇的逆転劇、ユナイテッド下したアルテタ監督が歓喜「観客が再びチームと繋がる」

[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

3日、プレミアリーグ第4節でアーセナルはホームにユナイテッドを迎えた。

プレミア屈指のビッグマッチ。開幕3試合で2勝1分けのアーセナルと、2勝1敗のユナイテッドの試合。序盤から試合をコントロールしたのはアーセナルだったが、27分にパスミスを奪われると一気にカウンターからマーカス・ラッシュフォードがネットを揺らし、ユナイテッドが先制する。

しかし、アーセナルは直後の28分にパスを繋ぐと、マルティン・ウーデゴールがミドルシュートを突き刺し同点に。その後は、アーセナルが押し気味に進めながらも、こう着状態が続いて試合は終盤に入った。

ユナイテッドはカウンターでゴールを目指すと、87分に投入されたばかりのアレハンドロ・ガルナチョがネットを揺らしたが、VARチェックの結果オフサイドでゴールは認められず。すると後半アディショナルタイム、アーセナルはCKからのクロスをファーサイドで受けたデクラン・ライスが蹴り込み逆転に成功。さらに前がかりになったユナイテッドの裏を突き、ガブリエウ・ジェズスがカウンターからダメ押し。3-1でアーセナルが勝利した。

試合後、アルテタ監督は記者会見で計画通りに進んだか?という質問に「その通り。私はこういったことが起こると昨日伝えた。観客には言いたくなかったし、少し感情的になってしまった」とコメント。チームのパフォーマンスを称えた。

「最高だ。我々は皆、こんな瞬間を生きるために懸命に働き、全てを計画している。この瞬間は我々の心に残る」

「観客が再びチームと繋がり、今日のようなビッグマッチでこの対決の歴史を祝うことができるのは素晴らしいことであり、とても幸せなことだ」

最終盤での逆転劇にはファン・サポーターと喜びを分かち合った選手たち。ただ、失点シーンを含め、完璧なパフォーマンスではなかったと振り返るアルテタ監督は、終盤の選手たちが見せたものを称えた。

「特に失点がそうだ。最初の2つのパス内でボールを失ったことについては話した。このチームに対して、勝てるぞと。ただ、またやってしまった。後半得点できたはずだったが、それは覆されていた」

「試合のそれ以外の部分では、勝利、チームの決意、熱意、勝利への意志、そして何度も何度も繰り返すメンタリティが示せたことを、私はとても誇りに思う」

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