京都府亀岡市千歳町の出雲大神宮で、本殿内の祝詞舎に府内産ヒノキ製の床が完成した。これまでの石敷きの上に木製の床を載せた格好で、木の香りに包まれる中、関係者らが完成を祝った。
冬場の寒さなどに対応するとともに、祝詞舎を広く使用するため3年前から浄財を集め、今年7月に着工。厚さ約15センチで、石敷き一面を覆う床が整備された。さい銭箱も新たに作り直した。
竣功(しゅんこう)を祝う8月上旬の神事では、靴を脱いだ氏子らができたての床を踏みしめながら参列。岩田昌憲宮司は「皆さまのおかげで竣功できました」と感謝を述べていた。