関東や伊豆諸島は今夜遅くまで、東北の太平洋側はあす5日（火）にかけて、局地的に激しい雨が降り大雨となる所がある見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。なお、北海道も今夜～あす（火）明け方は、天気の急変に注意が必要となる。東・北日本は落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要だ。なお、あす（火）は西日本を含めて、雨や雷雨の地域が広がる見通し。

秋晴れにはまだ遠く

　熱帯低気圧や高気圧周辺の湿った空気が流れ込み、きょう（月）午後も東日本や東北の太平洋側で雨脚の強まる所がある見込み。東京都心は8月中旬以来のまとまった雨となり、けさは約1か月ぶりに最低気温が25℃を下回った。昼過ぎにかけても気温は30℃前後で、猛暑はひとまず勢いを潜める見通し。ただし、洗濯物やかいた汗の乾く余地のない多湿状態が、むしろ苦手で仕方ない人も多いはずだ。また、きょう（月）は西日本で晴れて残暑が厳しく、四国や中国、九州で38℃前後の危険な暑さとなる所がある見込み。

　あす（火）は晴れ間が出る関東で、再び35℃以上の猛暑日地点が続出する見込み。東京都心は洗濯物が外干しができる代わりに、うんざりするような極端な高温が復活しそうだ。なお、あす（火）も全国的には不安定な天気で、北日本は午前中、西日本は午後から四国や中国、九州北部を中心に雷雨の所がある見通し。関東も気温が上がる影響で、午後は北部の山沿いで局地的な激しい雷雨が予想される。

　6日（水）は湿った空気の影響で、西・東日本、東北で雨の所が多い見通し。午前中は西日本の太平洋側で、局地的に激しい雨の降る可能性がある。週後半の天気はまだ不確定な部分があるが、沖縄の南にある熱帯低気圧がやや発達しながら、7日（木）にかけて本州付近に近づいて来る可能性がある。週末にかけても、南から湿った湿ったが流れ込みやすく、天気はなかなか安定しない見通し。

（気象予報士・高橋和也）