台風13号発生へ…気象庁の進路予想、ヨーロッパの見方は 2023年9月5日18時の実況、関東近づく恐れ

写真を拡大 台風13号に変わるとみられる熱帯低気圧の予想経路図=2023年9月5日18時時点の実況(気象庁HP引用)

 気象庁の9月5日午後6時時点の実況によると、日本の南にある熱帯低気圧が24時間以内に台風に変わるとみられる。発生すれば「台風13号」になり、今後、関東甲信地方に接近する可能性がある。気象庁の予想進路に加え、ヨーロッパ中期予報センターの見方も参考に調べた。⇒【続報】台風13号発生、最新の予想進路は

気象庁の予想進路

 気象庁によると熱帯低気圧は9月5日午後6時時点でゆっくりと東北東に進んでおり、6日午後6時までには日本の南で台風に変わるとみられる。今後、北東寄りに進むとみられ、台風が予報円の中心を通った場合、8日午後3時には関東地方の南東に到達する見通し。同時刻時点の予想勢力は中心気圧が990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートルの予報。

 気象庁が5日夕方に発表した気象情報によると、7日から8日にかけて関東甲信地方に接近する恐れがある。関東甲信では、6日から7日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けている。

⇒【台風11号情報】気象庁の進路予想、米軍とヨーロッパの見方

雨の予想

6日に予想される1時間降水量

 関東地方北部 50ミリ

 関東地方南部 30ミリ

 甲信地方   30ミリ

 伊豆諸島   30ミリ 5日18時~6日18時の24時間予想降水量

 関東地方北部 80ミリ

 関東地方南部 80ミリ

 甲信地方   80ミリ

 伊豆諸島   40ミリ 6日18時~7日18時の24時間予想降水量

 関東地方北部 50~100ミリ

 関東地方南部 100~150ミリ

 甲信地方   50~100ミリ

 伊豆諸島   100~150ミリ

風の予想

7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

 伊豆諸島 20~24メートル(25~35メートル)

波の予想

7日に予想される波の高さ

 伊豆諸島  5メートル うねりを伴う

ヨーロッパ中期予報センターの見方

 リアルタイムの気象情報を提供するチェコの企業「ウィンディ・ドットコム」では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって提供された解析気象データを基に台風の10日先までの動きを、アニメーションを使い視覚的に分かりやすく知ることができる。画面左下の「▷」ボタンを押すと、台風の動きが再生される。

⇒【台風11号情報】気象庁の進路予想、米軍とヨーロッパの見方

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