犬がウンチ中にしがちな『3つの行動』それぞれの心理とは?排泄中にやるべきではないNG行為も

犬がウンチ中にしがちな『3つの行動』と心理

あなたの愛犬はウンチをする時にどんな行動をしていますか?

今回は、犬がウンチ中にしがちな行動とその心理をご紹介します。愛犬に当てはまる行動がないかチェックしてくださいね。

1.飼い主を見ながらウンチをする

犬はウンチをする時、飼い主の顔を見つめてくることがあります。

この時の犬はなんともいえない少し情けない表情をしているので、飼い主さんはつい笑ってしまうかもしれません。

犬が排泄時に飼い主の顔を見るのは、「トイレってここで合ってるよね?」だったり、「ご主人ちゃんと見張っててね」という心理が働いているそうです。

ウンチ中はとても無防備な状態になるので、飼い主さんがどこにいるか確認しながら排泄しているんでしょうね。

2.クルクル回ってからウンチをする

愛犬がウンチをする時、クルクル回っているのを見たことはありませんか?

背中を丸めた排泄時の体勢を取りながらクルクル回り、その後にウンチをし始める犬は多くいます。愛犬が回り始めると「ウンチするな」とわかりやすいですよね。

ウンチの時に回っている犬の心理については、2つの説が提唱されています。

まず1つめが、「草がお尻に当たらない安全なポジションを決めていた野生時代の名残り」説です。

2つめの説は、「体を南北どちらかに向けるために回っている」説。チェコやドイツの研究によると、犬は磁場を感知して南北の軸に体を沿わせて排泄しているらしく、クルクル回るのは軸を探しているためだというのです。

なぜ南北を向きたがるのかまでは解明されていないようですが、とても興味深い説ですね。

3.ウンチをしてから後ろ足で地面を蹴る

愛犬がウンチをした後に「ザッザッ!」と後ろ足で地面や床を蹴り上げることがあります。

これは犬が「マーキングをしたい」という心理で行う行動です。

排泄した後に砂や土を蹴り上げることで自分の匂いを周囲に広げようとしていたり、足裏の匂いを地面にこすりつける為に行っているといわれています。

犬が排泄中にやるべきではない飼い主のNG行為

愛犬が排泄をしている時、飼い主が大きな音や声を出すのはNGです。

犬は音に敏感ですし、特にウンチをしている時はとても無防備な状態。そんな時に大きな音がすると、驚いて排泄をやめてしまう恐れがあります。

ウンチ中に大きな音が鳴ることが何度もあると、犬は排泄すること自体を嫌がるようになってしまいます。愛犬がウンチをしている時は大きな音を出さないように注意してください。

また、犬がトイレ以外の場所で排泄しようとしていても、絶対に叱ってはいけません。排泄中に飼い主が叱ると、犬は「トイレ以外の場所で排泄したこと」ではなく「ウンチをしていること」を叱られたと勘違いしてしまいます。

愛犬がトイレを失敗しても、叱らず冷静に後始末をしましょう。成功した時にたくさん褒めるようにしてください。

まとめ

犬がウンチ中にしがちな行動をご紹介しましたが、何故それらの行動をするのか犬の心理についてはまだ解明されていない部分も多くあります。

人間からすると犬達の行動は不思議に感じますが、多くの犬が同じ行動をしているのですから、おそらく本能的な理由があるのでしょう。

愛犬が不思議な行動をしていても、飼い主は静かに見守ってあげるようにしてくださいね。

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