スノボ・三木つばき選手が地元で子どもたちと交流 「将来一緒に滑れたらうれしい」(静岡・掛川市)

北京オリンピックに出場したスノーボーダー三木つばき選手が、地元静岡・掛川市で講習会を開きました。参加した小学生らに伝えたこととは?

9月3日、掛川市でスポーツ少年団の選手や関係者などを集めた講習会が行われました。そこに講師として招かれたのは、掛川市出身のスノーボードアルペン日本代表、三木つばき選手20歳。

2022年、北京オリンピック女子パラレル大回転に出場し、日本人最高の9位、さらに、2023年2月に行われた世界選手権、この競技では、日本人初となる金メダルを獲得するなど大活躍の三木選手。スキー、スノーボードの優秀選手を表彰するスノーアワードで、最優秀選手賞を獲得するなど、すでにアルペン競技で日本をけん引する存在です。講習会では、自らの経験をもとに、選手として必要なことを語りました。

(スノーボード日本代表 三木 つばき選手)

「いまでもスノーボードノートを書いている。ノートを書くときにおすすめしたいのが、一つはうまくいったときのことも書いておくこと、もう一つはそのときの気持ちも書いておく。試合でうまくいったとき、どうしてうまくいったのか、どういう気持ちだったからいいプレーができたのか、書いておくともう一度こういう気持ちになってみようと、心を整えてくれる」

そして、講習を終えた後は、20セット分のスノーボードやブーツを用意し、小学生らにスノーボードの基本や楽しさを伝えました。普段はサッカーやバレー、ソフトボールなどをしている子どもたち。最初は慣れないスノーボードに戸惑ったようでしたが、すぐに楽しんでいました。

(体験した選手)

「左や右に移動するのが楽しかった」

「難しかったけど楽しかった。一回(スキー場に)行ってみたい」

スノーボード体験を終えると、子どもたちからサイン攻めにあった三木選手。一人でも多くの子どもに、実際のスキー場で楽しさを味わってほしいと話しました。

(三木つばき選手)

「スノーボードが初めてという子が多かったが、最後は笑ってくれたり、楽しかったと言ってくれた。もし将来一緒に滑れたらうれしい」

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