京都・泉涌寺の塔頭、謎の液体かけられる? 山門で染み発見「悲しくなる」

山門の石畳に残る液体がかけられたような染みの跡(4日午後1時10分、京都市東山区・善能寺)

 真言宗泉涌寺派総本山・泉涌寺の塔頭・善能寺(京都市東山区泉涌寺山内町)で、山門に液体がかけられたような跡が4日までに見つかった。泉涌寺から相談を受けた京都府警東山署が液体の成分などを調べている。

 同寺によると、2日午前8時半ごろ、山門の柱付近の石畳に、幅40~80センチほどの染みが3カ所あるのを寺の職員が見つけた。山門は明治期に建てられたという。泉涌寺職員は「こういうことがあると悲しくなる。今後、同じようなことが起きないことを願いたい」と話している。

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